より簡易的なメモの場として本サイトを利用する
思考の断片もしくは日記のようなものを時折NotionやApple Notesに書いている。その昔はEvernoteを使っていたが、もはや何がそこにあったか記憶にない。これはちょっとした問題で、日記やメモの類というのの最も明らかなメリットは忘れた頃にアクセスし、遥か昔の自分の思考に触れることにある。しかし、文章が価値を持つくらいの長いタイムスパンとなると、データがプラットフォームを跨いでしまうことは避けられず、結果として古い情報へのアクセスが難しくなる。
これを避ける最善の方法は手書きのノートを使うことだが、そうなると面倒になって文章を書くこと自体を止めるだろう。次善の策は、ローカルにテキストファイルとして保存することである。もっとも、そのファイルのフォーマットやレンダリングが特定のツールに依存していると結局ツールを跨ぐ際にデータへのアクセスが分断されてしまう。できるだけ愚直なフォーマットで、ディレクトリもフラットであることが望ましい。
これらのテキストファイルをGitで管理すれば良いわけだが、そうなってくると、そもそもこのブログとの差異が無くなってくる。メモとブログの境界はかなり曖昧だ。というわけで、あらゆる適当な文章をここにアップロードするということを試してみようと思う。
それを可能にするためには、最低限以下のことが必要だ。
- 記事を書くフリクションを可能な限り少なくする。記事のファイル名やURLのパスを考えたくないので、それらは日時から自動的に生成する。どのディレクトリに置くかも考えたくないので、全て同じ階層に配置する。サイトの更新はすでにpushするだけで行われるようになっている。
- できるだけ環境に依存しないフォーマットを使う。本サイトはHugoを使っており、それぞれの記事はMarkdownで書けるが、ShortcodeやFront matterのようなHugoに依存した機能もあるので、これらは極力使わない。埋め込み等リッチなコンテンツは数年もすればメンテナンス無しでは正しくレンダリングできなくなるため、これも避ける。
- 非公開の記事を作成できるようにする。全てのメモが公開できるわけではない。これはHugoのDraftの機能で対応できる。これに伴い、ソースとなるレポジトリを非公開にした。